カサンドラ症候群(シンドローム)

かつては、病院に行っても、「シンドローム」と名がつくものに、適切な対処をしてもらえる場所は少なかったです。
今では少しずつ増えてきましたが、それでもやはり薬でのコントロールそして、パートナーや配偶者への対応問題になります。

カサンドラ症候群
初めて見た方もいるかもしれません。
主に、発達障害ASD、アスペルガー症候群、それらの傾向があるのをはじめとした「共感性が低い特性」がある人と共に過ごしている人に起こる心身の不調を指します。

カサンドラ情動剥奪障害と言われることも。

アスペルガー症候群やASDとは、よく目にしたり耳にしたりすることが増えていると思いますが、
特徴は様々ありますが、心理的な面であれば、感情のコントロールが難しくすぐにカッとなったり、家族や身近に対しては特に「気遣い」というものが苦手な分野になるため、モラハラのような態度をとってしまうことも。
こだわりが強くて、それを表に出さないと気が済まないため、相手の感情を考える、慮るのではなく自分の感情を最優先しがちであったりします。

そういう方たちは、社会では通常通り、または通常以上の働きをされることが多く、コミュニケーションがある程度は取れていると思っている場合も多く、一番身近にいるパートナーがどんなふうに苦しんでいるかに気づくことが難しかったりします。

また、カサンドラに陥りがちな方は、一番頼りにしたい身近な存在との意思疎通が図れないと思ってしまい、
自分の不甲斐なさを恥じたり、嘆いたりして、苦しみ、不安障害やうつの症状が出たりします。

相手に自分の苦しみがわかってもらえて、共にケアに取り組んでくれたら幸いですが、
なかなかそうもいかないのが現実だと思います。
自分がどうしようもない極限状態になり、取らなくてもいい手立てを取ったり、考えなくてもいいことを考えたりしなければいけません。

そうなる前に、なんだかおかしいかも、自分は苦しいかもと思っている間に、
セルフワークをしてみませんか?

カウンセリングルームkiwamiのセルフワークスクールによって、
カサンドラ症候群の症状に陥った方も、考え方や在り方の見直しで自分の改善された方もいらっしゃいます。
むしろ、苦しんでいた相手との向き合い方も変わって、いつの間にか相手も少しずつ症状が改善されてきているというお話を伺います。

その状態は、放っておいても何もいいことがありません。
でも、一番身近な人は気づいてはくれないかもしれません。

一緒に自分をケアすること、ワークすることを、考えていきましょう。
一度ご相談ください。ご連絡お待ちしております。

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