2024年のご挨拶が遅れておりました。
本年もよろしくお願い申しあげます。
新年の1月1日からごく身近な場所での、大きな災害が起こり、心より少しでも早い未来への道が見えることを、祈念しております。
日が経つにつれての被害の状態が浮き彫りになるのと、それに合わせて少しずつ感じ始める人々のそれぞれの苦労や苦悩。
本日は、
被災した方々の相談にのらなければならない場合や、不慣れなりに人の話を聞かなければいけない立場の方への
何かのフォローになればと思い、文章を書くことにしました。
話を聞くことは大変かもしれません。ましてや自分も同じような、でも少しだけマシだと感じている立場の方は、
自分に無理をしてでも人の話を聞いてしまうでしょう。
そんな時は、自分の意識を整えてから向き合いましょう。
後から自分が大変になる。という二次災害を避けることが大切です。
すべての話に、共通ですが「共感的理解」を示し過ぎないことも大切です。
しすぎると「共感疲労」につながります。
聞く側もゆっくり落ち着いて、意識的に呼吸をしながら聞くのでも良いかと思います。
少し難しく感じるかもしれませんが、「作用と反作用」「理」を考えながら話を聞くことです。
どちらかに偏るのではありません。さまざまなことを捉えながら、生も死も両方考えるのです。
生きているから、いいのではなく、亡くなったから、悪いのでもなく、 違う視点からものを見れるように、どんなに頑張っても何も言えない時は、「相手にその旨を伝えて」ただ、相手の相談に耳を傾けてみてください。
泣いてしまいそうなら、その涙はこらえないくてもいいともいます。子供たちが泣いていて自分は泣かないように。とよく聞きますが、未来を担う子供らの方が強いです。結果支えられるのは私たち大人の方です。しかし大人はいざとなったらやれる生き物です。
もし「泣いた後で」動こう!!と誓えるタイプなら、泣いてもいいと、私は思っています。
もしそれも含めて、難しいのであれば、あえて人の相談に乗る必要は今はないかと思います。
なぜならば、自分がいざと言う時に身動きが取れなくなるからです。
誰かの話を聞く時は、誰かのそばにいる時は、少なからず自分に余裕がない限りとても難しいことになります。
その相手を思う心だけで充分なので、まずは自分がほんの少し余裕がある状態になってから対応していきましょう。
それでも今の苦しい状況で相談相手になったり、聞き役になっているのであれば、メモでも音声でも良いので、自分の思いを記録と記憶に残しておいてください。
辛いをバネに、大変を力に、思いをつなげるために、人は強くあります。今の全てが、自分のそして誰かの役に立ち、支えになっていくと信じていてほしいです。
何も言えない自分が悪いこともありません。何を言えばいいのかわからなくていいのだと思います。
ただ、目の前の誰かと「未来また語り合う姿」を想像して、お過ごしください。
どうか「共感疲労」だけは気をつけて。後からジワリとやってきます。
いつでもご相談ください。